アンデパンダン

デジタル大辞泉 「アンデパンダン」の意味・読み・例文・類語

アンデパンダン(〈フランス〉Indépendants)

独立派の意》
パリで、アカデミー官設の美術展)に対抗して、1884年以来開かれている無審査・無賞の絵画展覧会アンデパンダン展
日本アンデパンダン展1に倣って始められた日本美術会の主催する美術展。昭和22年(1947)に始まる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「アンデパンダン」の意味・読み・例文・類語

アンデパンダン

(indépendant)
[1] (Société des Artistes Indépendants (「独立芸術家協会」の意)の略) フランスで、官選サロンに対抗して新派の画家たちが一八八四年に創立した美術家団体。また、その展覧会。無審査出品をたてまえとする。〔新らしい言葉の字引(1918)〕
[2] 〘名〙
① 保守・伝統派に反対する美術家の展覧会。日本では、戦後日本美術会の主催するものと、読売新聞社主催のものが開かれた。
② 独立して束縛を受けていないさま。インディペンデント
※配給された「自由」(1945)〈河上徹太郎〉「自由主義とは元来思想的な立場をいえばアンデパンダンの側にあり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android