イジュティハード(英語表記)ijtihād

世界大百科事典 第2版の解説

イジュティハード【ijtihād】

〈努力すること〉を意味するアラビア語であるが,イスラム神学・法学の用語としては,教義決定および立法の行為,具体的にはコーランハディースへのキヤース(類推)の適用を意味し,これを行うものをムジュタヒドという。法学者は10世紀に〈イジュティハードの門は閉ざされた〉といい,その後の法学者はムカッリド(先人の意見にそのまま従う者)であるとしたが,その後現在まで,イブン・タイミーヤをはじめワッハーブ派ムハンマド・アブドゥフなどによってイジュティハードの門の再開と行使が強く主張されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

テレワーク・デイズ

働き方改革の一環として、自宅や出先の事務スペースで勤務する「テレワーク」の一斉実施を政府が推奨する運動。2020年に東京オリンピックの開会式が予定される7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけて参加...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android