インターバンク市場(読み)インターバンクシジョウ(その他表記)interbank market

デジタル大辞泉 「インターバンク市場」の意味・読み・例文・類語

インターバンク‐しじょう〔‐シヂヤウ〕【インターバンク市場】

銀行間取引市場

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知恵蔵 「インターバンク市場」の解説

インターバンク市場

金融機関間において短期資金貸借が行われる市場のこと。市場参加者は金融機関に限られる。金融機関の日常の営業活動から生ずる短期資金の過不足の調整機能がある。金融機関間の資金偏在調整や、日銀による市中金利水準誘導等の場でもある。インターバンク市場にはコール市場手形(売買)市場がある。コール市場とは、翌営業日が期日決済日となるオーバーナイト物(翌日物)を中心とするごく短期の資金取引の市場。長い間、有担保での取引が主流であったが、1985年7月に無担保コール市場が開設され、90年代には有担保コール市場の取引規模を上回るほどに成長した。しかし、99年以降のゼロ金利政策や2001年以降の量的緩和政策の影響を受け、残高が急減した。手形市場とは、企業が振り出した優良な商業手形等の手形や公社債等を担保として、銀行が振り出した為替手形を取引する市場。71年に長期の資金取引を有担保コール市場から移す形で開設されたが、近年の取引は限定的。

(吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2007年)

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「インターバンク市場」の解説

インターバンク市場

金融機関や証券会社等の限定された市場参加者が取引を行う市場。コール市場や手形市場があり、金融機関が相互に日々の短期的な資金の過不足を調整している。取引時間は、原則午前8時30分から日銀当座預金振替終了時まで。一方、世界の金融機関同士が100万通貨単位で売買する為替市場も、参加者が金融機関に限定されインターバンク市場と呼称される。特に、為替のインターバンク市場は、世界中の金融機関が24時間やり取りをしているため、「眠らない市場」と呼ばれる。東京、ロンドンニューヨークは世界の3大市場といわれる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インターバンク市場」の意味・わかりやすい解説

インターバンク市場
インターバンクしじょう
interbank market

金融機関だけが参加を認められた短資市場。金融機関相互の一時的な資金過不足を調整するための市場で,銀行などの金融機関,短資会社だけ (証券会社は資金の貸手として参加が認められている) が参加できる非公開市場であるためこの名称がある。コール市場手形売買市場の2つから構成されている。

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FX用語集 「インターバンク市場」の解説

インターバンク市場

銀行間外国為替市場のことです。この市場の取引参加者は金融機関、大手証券会社などです。 参加者は、直接または間接(仲介:ブローキング)に通貨を取引します。

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