間接(読み)カンセツ

デジタル大辞泉 「間接」の意味・読み・例文・類語

かん‐せつ【間接】

中間に他のものを置いた状態で、物事が行われること。また、そういう関係にあること。「知人を通じて間接に依頼する」「間接援助を受ける」⇔直接
遠回しに示すこと。「間接に非難する」⇔直接

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精選版 日本国語大辞典 「間接」の意味・読み・例文・類語

かん‐せつ【間接】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 対象との間に物を隔てて対する状態。間になかだちをたてて行なうさま。⇔直接。〔哲学字彙(1881)〕
    1. [初出の実例]「当人同志が好いた仲なら間接(カンセツ)にも之を妨害するのは君子の為すべき所作でない」(出典吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
  3. その事とはっきり示さないで、遠まわしであること。⇔直接。〔改訂増補哲学字彙(1884)〕
    1. [初出の実例]「自分の提議を多少彼自らに対する間接な侮蔑を意味するものとして」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の散歩)

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