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ウェルギリウスの死 ウェルギリウスのしDer Tod des Vergil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウェルギリウスの死
ウェルギリウスのし
Der Tod des Vergil

オーストリアの作家 H.ブロッホの小説。 1945年刊。ローマの詩人ウェルギリウスの死の直前の 18時間を内的独白によって綴る思想詩ともいうべき作品で,現代散文の極致と目される。ブロッホはここで,現代と同じ転形期に生きたと考えるこの詩人が大叙事詩『アエネイス』の破棄を遺言したことをとらえて,現実に対する文学の無力をテーマに,価値崩壊の時代である現代を批判している。

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