ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェルズタービン」の意味・わかりやすい解説 ウェルズタービンWells turbine 空気の往復運動のなかで,常に一方向に回転する空気タービン。おもに波力発電に利用される。波力エネルギー変換の一つとして,海面に固定した空気室を設置し,波の運動に対応して,その上部に設けた穴から空気の往復流を得る方法がある。この空気流を効率よくエネルギー変換するため,回転軸に垂直な平面に対称な翼を取付けたものであり,どちらの方向からの流れに対しても回転することができる。回転翼の形状を工夫することにより,自己起動も可能であり,効率も大型のタービンで約 60%になる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by