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ウツボカズラ(靫蔓) ウツボカズラNepenthes; nepenthes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウツボカズラ(靫蔓)
ウツボカズラ
Nepenthes; nepenthes

ウツボカズラ科の食虫植物で約 70種があり,中国南部からマレー半島,ボルネオ,スマトラなどに自生するつる性の小低木。観賞用に温室で栽培され,また多数の園芸品もある。葉は互生し,狭い長楕円形で長さ 10~15cm。中肋が葉端から突き出て長く伸び,その先が上を向いた形の捕虫嚢に発達する。壺の一方には翼があり長い毛が並び,口の上にふたのような付属物があるが開閉はしない。ふたと壺の入口に蜜腺があり虫を誘い,また壺の入口が滑りやすいので,虫は壺の中に落込む。壺の底には消化液が分泌されていて虫は消化吸収される。捕虫嚢の大きさ,形,色,模様などは種類によりさまざまである。雌雄異株で,枝先に長さ 10~25cmの総状花序を生じ,直径 8mmほどの黒紫色の単性花が密生する。ウツボカズラの名は,捕虫嚢を靫 (うつぼ) という矢を入れる武具になぞらえたものである。

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