ウミヒドラ(その他表記)Hydractiniidae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウミヒドラ」の意味・わかりやすい解説

ウミヒドラ
Hydractiniidae

刺胞動物門ヒドロ虫綱アンソアテカータ目ウミヒドラ科に属する種の総称貝殻や魚の体表,カニの甲殻上などにヒドロ根を広げ,そこから細長い個虫多数伸びて群体をつくる。個虫にはそれぞれの役目があり,体の一部に子嚢をつくってその中に卵または精子をつくったり,生殖個虫から有性世代クラゲを遊離したりする。カイウミヒドラ,カニウミヒドラ Stylactia carcinicola,ヒメサカナウミヒドラ Hydractinia piscicola などいろいろな種が知られている。(→刺胞動物ヒドロ虫類無脊椎動物

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む