ウーイド(英語表記)oöid, ooid

岩石学辞典 「ウーイド」の解説

ウーイド

ウーライトのこと[Hendricks : 1940].ウーイドは核(nucleus)となる鉱物や生物遺骸の砕屑片の上にμm単位の規則的な同心球状の層をもつ核(coated layer, cortex)が発達する,直径2mm以下の霰石や高マグネシウム方解石からなる球状または楕円体の粒子波打ち際のような所で核の周囲に同心状に沈着物,沈澱物が付着してできたとされる[木村ほか : 1973,地学団体研究会 : 1996].古い時代のウーイドには同心円状の層と放射状の構造の両方が見られるが,放射状の構造は一次的とは限らず,アラゴナイトから方解石への転移の過程で形成されたものもある[Adams, et al. : 1984]

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android