エゾスジグロシロチョウ(読み)えぞすじぐろしろちょう(その他表記)green-veined white

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エゾスジグロシロチョウ」の意味・わかりやすい解説

エゾスジグロシロチョウ
えぞすじぐろしろちょう / 蝦夷条黒白蝶
green-veined white
[学] Pieris napi

昆虫綱鱗翅(りんし)目シロチョウ科に属するチョウエゾスジグロチョウともよばれる。日本各地および樺太(からふと)(サハリン)、朝鮮半島、中国からヨーロッパにかけてと、北アメリカ北部に分布する。北海道では近縁スジグロシロチョウより普通にみられる。はねの開張45ミリメートル内外で、雌雄および季節型により斑紋(はんもん)の違いが著しい。スジグロシロチョウに似ているが、それより一般にやや小形である。北海道では年2~3回の発生、日本の南西部の暖地ではさらに発生回数を増す。春の第1化の発生はスジグロシロチョウよりも早い。幼虫はアブラナ科植物の葉を食べるが、日本の南西部では同科のスズシロソウ、ハクサンハタザオなどを食草とし、スジグロシロチョウに比べて食草選択の範囲が狭い。蛹態(ようたい)で越冬する。

白水 隆]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のエゾスジグロシロチョウの言及

【スジグロシロチョウ】より

…1970年ころから広く都市部に増えてきたショカツサイは,秋から初夏まで葉が得られるので,スジグロチョウも増えている。 近似種に,北半球に広く分布するエゾスジグロシロチョウA.napiがあり,やはり雄は香気を発する。幼虫はアブラナ科の野生植物を好む。…

※「エゾスジグロシロチョウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

一月五日ごろから二月二、三日ごろの、小寒、大寒合わせた約三〇日間。寒中(かんちゅう)。《 季語・冬 》[初出の実例]「寒(カン)の中 薬喰 声つかふ 酒作 紅粉(べに) 門垢離(かどごり)」(出典:俳...

寒の内の用語解説を読む