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エトルリア文化 エトルリアぶんかEtrurian culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エトルリア文化
エトルリアぶんか
Etrurian culture

中央イタリアの北部,アペニン山脈の西側のエトルリアの地域を中心に,前8~3世紀頃まで栄えた文化。エトルリア人の起源はいまだ明らかではなく,言語はさまざまな言語との関係が想定され,文字もまだ十分に解読されていない。銅,鉄,錫などの豊かな地下資源と,すぐれた加工技術を基礎に発展し,勢力を伸ばした。前6世紀の全盛期には,北はアルプス山麓から南はカラブリアまでその支配下においた。ギリシアの都市国家に似た政治,社会形態をもち,個々の都市国家の文化内容は必ずしも同一ではなく,たとえば埋葬様式にみられるように,それぞれが特色ある様相を呈している。葬制は火葬,土葬ともに行われ,石棺,陶棺,骨壺などに納められ,貴族たちは壮大な墳丘を伴う墓地に多くの副葬品とともに埋葬された。特徴的な遺物としては,青銅製小型人像,鏡,化粧箱などの金属細工品,ギリシア式の陶製の壺などがあげられるが,墓室内に残された壁画や壁面彫刻,石棺の浮彫およびそのふたの肖像彫刻などは,エトルリア人の生活を知るうえでの貴重な資料である。

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