エンパイアステートビルディング(その他表記)Empire State Building

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

エンパイア・ステート・ビルディング
えんぱいあすてーとびるでぃんぐ
The Empire State Building

ニューヨークの五番街に建つ超高層建築。地上102階、381メートルのこの建物は、1931年の完成以来、世界でもっとも高層のビルとして広く知られ、その後世界一の座を他のビルに譲ったいまでも同市の観光名所の一つとして人気を集めている。設計は、シュレーブ‐ラム‐ハーモン建築事務所。展望台が86階と102階に置かれている。最初は塔屋部分を飛行船の係留塔にする計画であったが、結局これは一度も使われずに終わった。51年にテレビ電波塔を増設した結果、約68メートル高くなり、約449メートルの高さになっている。

長谷川堯


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android