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オキサイド・オブ・クロミウム oxide of chromium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オキサイド・オブ・クロミウム
oxide of chromium

絵具の色名の一つ。クロミウム・オキサイド・グリーン chromium oxide greenともいう。緑色顔料。不透明なものはきわめて安定した顔料で,1809年頃,陶器の彩色用に用いられたらしいが,油絵具として用いられたのは 62年頃からである。透明なものは普通ビリディアンと呼ばれ含水酸化クロムの組成をもつ。 38年フランスの絵具メーカー,パネティエによって初めてつくられた。 59年ギニェーが工業的な製法を発明公開して以後,それ以前用いられていたエメラルド・グリーンに取って代って印刷用インキなどにも利用されるようになった。油絵具としては色相は明るく透明性がある。耐光性もあり,硫化ガスにも侵されない。乾燥は早く,厚塗りも薄く展色することも可能。 (→クロム・グリーン )  

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