色相(読み)しきそう

百科事典マイペディアの解説

色相【しきそう】

色の三属性の一つ。物を見たときに感じる赤,黄,青といった視感覚に対応する属性と考えてよい。色相をもつ色を有彩色,もたない色(白,灰,黒)を無彩色という。色相は数量的には主波長(白色光と適当な割合で混合すれば与えられた色と同じ色感を起こすスペクトル単色光の波長)で表される。
→関連項目色立体彩度

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世界大百科事典 第2版の解説

しきそう【色相 hue】

色の属性の一つ。例えば,この花は明るくあざやかな赤色をしているといって花の色を表現するが,最後の赤色というのが色相である。色相は基本的には赤,黄,緑,青の四つがあり,さらに赤と黄,黄と緑,緑と青,青と赤の混じったものがある。したがって色相とは物を見たときに私たちが感ずる赤とか黄とか,あるいはそれらの混じった黄赤などの視感覚ということができる。なお,日常会話で色といえば,色相を指している。【池田 光男】

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大辞林 第三版の解説

しきそう【色相】

色合い。
色の三属性の一。有彩色の色を、他の色と区別するよりどころとなる特質。赤み・黄み・青みなど。色合い。 → 彩度明度
〘仏〙 肉眼で見られる形相。かたち。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

色相
しきそう
hue

光の波長に関連する色覚上の3属性の一つで,赤,橙,黄,緑,青,菫などの呼称 (色名) をもって相互に区別される。色調 (→トーン ) とほとんど同義に用いられるが,A.マンセル (→マンセルの表色系 ) や F.オストワルドの表色系においては,尺度化された一つの側面をさす。 (→飽和度 , 明度 )  

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精選版 日本国語大辞典の解説

しき‐そう ‥サウ【色相】

〘名〙
① 仏語。
(イ) 物質的存在がそなえる生滅無常のすがたをいう。肉眼で見ることができる一切の外物。かたち。さま。
※和漢朗詠(1018頃)下「泉飛んでは雨声聞の夢を洗ふ 葉落ちては風色相の秋を吹く〈高丘相如〉」
※ぎやどぺかどる(1599)上「わが尋奉るでうすは、全く色相にあらず」 〔放光般若経‐一八〕
(ロ) 仏の色身の外見的な相貌をいう。
※菅家文草(900頃)四・仁和四年、自春不雨。府之少北、有一蓮池「西方色相聞為宝、南郡栄華見可憐」 〔八十華厳経‐一〕
② 色あい。色調。
※黯い潮(1950)〈井上靖〉三「美しい深味のある色相」
③ 色の三属性の一つ。有彩色で、色を他の色と区別するよりどころとなる色の特質。赤み黄み青みなど。いろあい。〔実用印刷技術(1957)〕

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世界大百科事典内の色相の言及

【色】より

…これで色相を100に分け,それぞれに記号をつけたことになる。色相は英語ではヒューhueであるから,これらをH記号という。次は上下方向の明るさである。…

【色】より

…それぞれ色を表現するのに使われている色の性質なので,その説明と,それを利用して開発された色の表現法,つまり表色法を以下に紹介しよう。
【三属性】
 色には三つの属性があるということで,その三つとは色相,あざやかさ,そして明るさである。色相は赤,黄,緑などで表現するいわゆる色のことである。…

※「色相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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