世界大百科事典 第2版の解説 オックスフォードけいざいちょうさ【オックスフォード経済調査】 1930年代は,経済学の諸仮定にさまざまな疑問が提出された時代であった。こうした流れのなかでオックスフォード大学につくられた経済調査グループは,〈各市場の価格は弾力的か〉について実態調査を行った。利子率や為替レートに関する調査のほか,産業組織に関しては,限界費用にもとづく利潤の最大化という行動のルールについて,はたしてそれが実証的に妥当するかについて,P.W.アンドルーズを中心として企業行動の実態調査が行われた。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報