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オファー曲線 オファーきょくせんoffer curve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オファー曲線
オファーきょくせん
offer curve

ある個人について財の初期保有量が与えられ,価格が変化するときの需要量の軌跡。ある経済主体が財を だけ初期に保有していたとする。市場でその財を売買し,保有量を(X1,X2)とすることによって効用を最大化するという問題を考える。それぞれ財の価格を p1,p2とすると,予算制約式は,p1X1+p2X2 となり,主体はこの制約のもとで効用関数 U(X1,X2)の値を最大化するように需要量(X1,X2)を決定することになるが,価格が変化するときに,X1X2平面上にこの需要量が描く軌跡がオファー曲線である。ジェームズ・E.ミード自由貿易の最適性を論じるにあたり,この曲線を用いた。第1財を輸出財,第2財を輸入財として輸出量=輸入量平面において,一定の社会的効用を保証する輸出量・輸入量の組み合わせを示す貿易無差別曲線と予算制約線にあたる交易条件線との接点は,交易条件の変化に伴うオファー曲線として描かれる。貿易相手国のオファー曲線を同様に導くと,両者の交点が自由貿易のもとでの均衡を示しており,これはまたパレート最適である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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