オプストフェルデル(その他表記)Sigbjørn Obstfelder

改訂新版 世界大百科事典 「オプストフェルデル」の意味・わかりやすい解説

オプストフェルデル
Sigbjørn Obstfelder
生没年:1866-1900

ノルウェーの世紀末詩人。技師としてアメリカに住む(1890-91)が,機械文明社会になじまなかった。《詩集》(1893)は無韻の散文詩が世界の永遠の真実,神秘を異常な感性の清らかさで表現した好例である。女性の神秘と愛への憧憬は,《二つの短編》(1895)の第1作〈生命〉や《十字架》(1896)に描かれた。死後に出版された《ある牧師の日記》(1920)は実存的不安に悩む憂愁詩人の本領をあらわす。彼はリルケの《マルテの手記》のモデルとされる。
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