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オーサーシップ authorship

翻訳|authorship

デジタル大辞泉の解説

オーサー‐シップ(authorship)

原作者。原著者

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オーサーシップ
おーさーしっぷ
authorship

英語で原作者や原著者、出所を意味することば。学術研究倫理においては、論文の著者や共著者、実験やデータ分析などにかかわった人を記載することをさす。オーサーシップには著者としての資格をもつ者はすべて記載されるべきとされている。その記載方法に関しては、研究者などが研究成果を適切に世間へ発表するため、大学や研究機関などの規定として厳格な基準が設けられており、これをオーサーシップの基準、オーサーシップのガイドラインなどとよんでいる。規定では、記載される人やその順番に一定のルールが定められており、なかでも重要な記述は、(1)筆頭著者(ファーストオーサーfirst author、第1筆者)、(2)責任著者(コレスポンディングオーサーcorresponding author、連絡著者)、(3)最終著者(ラストオーサーlast author、シニアオーサーsenior author)の3か所である。記載されるのはそれぞれ一人とは限らず、研究ユニット名などが掲載される場合もある。(1)は発表された研究成果にもっとも貢献した人物で、研究アイデアの提供から実験や研究全般にかかわりのあった人が記載される。(2)は論文にかならず掲載しなくてはならない電子メールなどの問い合わせ先窓口となる人が記載される。論文公表の交渉から論文掲載後の研究者などからの問い合わせまで応対し、筆頭著者とともに研究成果に対して全面的に責任を負う。(3)は当該研究の統括的立場で指揮にあたった人物が記載され、(2)と同一の人物や教授をはじめとする研究チームの代表者が記載されることが多い。これらのほかに、実験やデータ分析に関係した人や共著者に含まれる人が記載され、(2)の責任著者は、仮に論文の取下げや改訂などが行われる場合には、オーサーシップに記載された研究者全員に了承を得なければならない。また、研究論文を事前に読んだだけという人、実験などに参加していない人などを著者表示することがあり、ギフトオーサーシップgift authorshipとよばれている。[編集部]

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