オープンコースウェア

大学事典「オープンコースウェア」の解説

オープンコースウェア

狭義には,2001年マサチューセッツ工科大学(アメリカ)(MIT)が開始した「Open Courseware: OCW」プロジェクトを指す。MITは1800の講義で使われている教材のすべてをウェブ上に無料で公開すると宣言し,大学界に大きな衝撃を与えた。この動きの背景には,大学の知を全世界に公開することによる「教育機会の平等の実現」があるが,世界中に点在する優秀な学生をMITに呼び込むという学生獲得戦略の狙いもある。その後2005年になるとOCWコンソーシアムが立ち上がり,200を超える大学が参加し4000以上の授業を公開するようになった。日本においても2006年に日本オープンコースウェア・コンソーシアム(JOCW)が設立され,16校の大学が3000を超えるコースを公開している(2017年現在)。2012年になると,MOOC(Massive Open Online Course)と呼ばれる新たな教育のオープン化の動きが始まり注目を集めている。MOOCではOCWでは提供してこなかった学習内容の小テストや学習者の修了認定を行っており,急速にその利用者数を増やしている。
著者: 古賀暁彦

参考文献: 2013:http://www. glocom. ac. jp/j/chijo/118/076-088_B_watanabe. pdf

参考文献: 梅田望夫・飯吉透『ウェブで学ぶ』ちくま新書,2010.

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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