カオピン渓(読み)カオピンけい(その他表記)Gaoping xi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カオピン渓」の意味・わかりやすい解説

カオピン(高屏)渓
カオピンけい
Gaoping xi

タイワン (台湾)南西部を流れる川。長さは 171kmでチュオシュイ (濁水) 渓に次ぐが,流域面積は 3257km2タイワン最大である。上流は 2本あり,いずれもユイ (玉) 山付近に源を発する。ナンツーシャン (楠梓仙) 渓はユイシャン (玉山) 山脈とアーリー (阿里) 山脈との間を流れ,ラオノン(荖濃)渓はユイシャン山脈とチョンヤン (中央) 山脈の間を流れる。山麓に広い扇状地を形成し,カオシュン (高雄) 県ピントン (屏東) 県の境で合流してカオピン渓となり,県境を南流してタイワン(台湾)海峡に注ぐ。中・下流のピントン(屏東)平原は米,サトウキビ,バナナ,パイナップルの大産地。雨季乾季の流量差が大きい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む