山川 世界史小辞典 改訂新版 「カスティリャ(ラモン)」の解説
カスティリャ(ラモン)
Ramón Castilla y Marquesado
1797~1867
ペルーの大統領(在任1845~51,55~62)。当初スペイン軍に見習士官として従軍したが,1821年サン・マルティン軍に身を投じ,ペルー国軍の創設に寄与した。39年蔵相,45年から2期大統領を務め,独立後の混乱を収拾して統一国家の基礎をつくった。米州会議の開催,南アメリカ初の鉄道建設,民法制定,先住民の貢納廃止,奴隷解放などを実現した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報