カルパティア[山脈](読み)カルパティア

百科事典マイペディア 「カルパティア[山脈]」の意味・わかりやすい解説

カルパティア[山脈]【カルパティア】

東欧弧状に横切る全長約1500kmの山脈。スロバキア西部から,ポーランド東部,ウクライナ南西部を経て,ルーマニア中央部に及ぶ。カルパチkarpaty山脈,カルパート山脈ともいう。最高点は東部のタトラ山地中のゲルラホフカ山(2663m)。地形・地質上から北西部・中央部・南東部に区分される。南端の部分はトランシルバニア・アルプスとも呼ばれる。森が多く,放牧が行われる。石油・天然ガス・褐炭岩塩などの地下資源も豊富。
→関連項目ウクライナトランシルバニアポーランドルーマニアロシア

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世界大百科事典(旧版)内のカルパティア[山脈]の言及

【カルパチ[山脈]】より

…アルプス・ヒマラヤ造山帯の一環をなし,スロバキアのブラティスラバから,ユーゴスラビアのニシャバ・ティモーク渓谷まで続く山脈。ルーマニア語ではCarpați.日本ではカルパティア山脈とも呼ぶ。全長1300kmに及び,弧状をなす。…

※「カルパティア[山脈]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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