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カロリーナ刑事法典 カロリーナけいじほうてん Die peinliche Gerichtsordnung Karls V

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世界大百科事典 第2版の解説

カロリーナけいじほうてん【カロリーナ刑事法典 Die peinliche Gerichtsordnung Karls V】

1532年,神聖ローマ皇帝カール5世治下の帝国議会で成立した帝国刑事法典。ラテン語ではConstitutio Carolina criminalis。219条から成る。バンベルク刑事裁判令Bambergische Halsgerichtsordnungとその起草者であるシュワルツェンベルクJohann Schwarzenberg(1463‐1528)の影響が大である。中世後期には,各領邦において平和の要請が高まるとともに,ローマカノン刑事法の影響があって,刑罰は賠償金主義から死刑をはじめとする実刑主義へ,刑事訴訟法は被害者による訴追主義から官憲による糺問主義へと転換するが,いまだ法的安定性に欠けていた。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のカロリーナ刑事法典の言及

【死刑】より

…はじめは裁判手数料や平和の攪乱を名目とする贖罪金への介入(罰金)が国家刑罰の実質であったが,12,13世紀ごろには,新たに出現した都市的環境で犯罪被害の防止が重視され,浮浪者や乞食などの非定住民による犯行に対処するため,威嚇と排害を中核とする死刑・身体刑が多用されていった。かくして出現した拷問と糾問による刑事手続の整備が,ヨーロッパ大陸では15世紀ごろからのローマ法継受によって図られ,中世刑法は1532年のカロリーナ刑事法典により集大成された。そこでは,生命剝奪刑として,焚殺刑,斬首刑,四裂刑,車輪刑,絞首刑,溺殺刑,生埋刑が,放火,通貨偽造,故殺,強盗,騒擾,強姦,堕胎,謀殺,毒殺,侵入盗,累犯窃盗,嬰児殺などに対して,多くは絶対的法定刑の形で,規定された。…

※「カロリーナ刑事法典」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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