普及版 字通 「カン(クヮン)(漢字)」の読み・字形・画数・意味
17画
[説文解字]
[甲骨文]
[字形] 形声
声符は爰(かん)。〔説文〕十四上に「(らつ)なり」、また字条に「十銖二十五の十三なり」という。金文の〔禽(きんき)(伯禽の)〕に「王、金百(くわん)を賜ふ」とあり、他に金をいうとき「金十(きん)」のようにいう。は玉形のものをもつ形で、はその形に鋳こんだ金、はその重さをいう字であろう。当時の金とは、銅をいう。鐶と通用することがある。
[訓義]
1. 目方の単位。
2. わ。
4画
(異体字)
5画
[字形] 略体
おそらく卷(巻)の略体字であろう。道家の巻帙を数えるときなどに用いる。〔八瓊室金石補正、北魏羲下碑〕に「に閑に乘じて作し、經論にし、話林數を(つく)る」など、その頃からみえる字である。
[訓義]
1. 巻、書巻、巻帙の数。
[熟語]
舒▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報