日本大百科全書(ニッポニカ) 「カール・ルートウィヒ」の意味・わかりやすい解説 カール・ルートウィヒかーるるーとうぃひKarl Ludwig(1617―1680) ドイツのプファルツ選帝侯(1648~80)。フリードリヒ5世の子。父が三十年戦争中ワイサーベルクの戦い(1620)に敗れて所領を没収されたため、オランダで養育と教育を受け、のち失地の回復に努めた。1648年のウェストファリア条約によって下プファルツのみを返還され、またバイエルン公の手に帰したかつての選帝侯位のかわりに、8番目の新設の選帝侯位を与えられた。[中村賢二郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例