ガストロ(読み)がすとろ(英語表記)butterfly kingfish

デジタル大辞泉 「ガストロ」の意味・読み・例文・類語

ガストロ

《〈ラテンGasterochisma melampusから》サバ科の海水魚。全長1.5メートル以上になる。体は側扁し、うろこが大きい。南半球分布食用。うろこまぐろ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガストロ」の意味・わかりやすい解説

ガストロ
がすとろ
butterfly kingfish
butterfly tuna
[学] Gasterochisma melampus

硬骨魚綱スズキ目サバ科に属する海水魚。サバ科のなかでもっとも原始的な魚と考えられている。体は側扁(そくへん)し、全長1.6メートルに達する。鱗(うろこ)が大きくウロコマグロの別名があるが、学名に由来するガストロが通称。南半球の海に分布し、南大西洋、南インド洋オーストラリアやニュージーランド近海で、おもにミナミマグロ対象のマグロ延縄(はえなわ)によって漁獲される。肉は白身で肉量が多く、切り身や加工原料として利用される。

[上柳昭治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android