ガルニエ(Marie Joseph François Garnier (Francis Garnier))(読み)がるにえ(英語表記)Marie Joseph François Garnier (Francis Garnier)

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ガルニエ(Marie Joseph François Garnier (Francis Garnier))
がるにえ
Marie Joseph François Garnier (Francis Garnier)
(1839―1873)

フランスの海軍士官。1860~1862年に中国とアンナンに軍事遠征を行い、1866年にはドゥダール・ド・ラグレErnest Marc Louis Gonzague Doudart De Lagrée(1823―1868)の探検隊に加わってメコン川流域を探検した。プロイセンフランス戦争では帰国してパリ防衛戦で戦ったが、その後インドシナに戻り、中国に渡って揚子江(ようすこう)流域を探検した。1873年、コーチシナ総督の命を受けてハノイに侵攻し、清(しん)朝の黒旗軍迎撃にあって戦死した。

[本池 立]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android