キクムグラ(読み)きくむぐら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キクムグラ」の意味・わかりやすい解説

キクムグラ
きくむぐら / 菊葎
[学] Galium kikumugura Ohwi

アカネ科(APG分類:アカネ科)の多年草。茎は斜め上に伸び、長さ20~40センチメートル。葉は4枚で、輪生する。茎の先や葉腋(ようえき)から出る細い柄の先に1~3個の小花をつけ、5~6月に開く。日本特産種で、北海道から九州低地の林内に多く生える。

[福岡誠行 2021年5月21日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android