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ギヨーム・ド・シャンポー Guillaume de Champeaux

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世界大百科事典 第2版の解説

ギヨーム・ド・シャンポー【Guillaume de Champeaux】

1070ころ‐1121
初期スコラの神学者。ランのアンセルムスロスケリヌスに学び,1095年以後ノートル・ダム聖堂付属学校で教えた。彼の名は中世の普遍論争史に記録されるが,それは12世紀初期の極端な実念論を代表したため,弟子のアベラールによって徹底的に攻撃されたことである。すなわち,最初は同じ種に属する個物はみな実体的に同一であるとの説をとっていたが,それはつきつめれば汎神論になるのではないかとの批判を受けて,同一とは本質のことではなく差別がないという意味だとこたえ,いわゆる無差別説を主張した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のギヨーム・ド・シャンポーの言及

【サン・ビクトール学派】より

…パリ郊外のサン・ビクトールSt.Victor修道院(1113建立)に隠退して神秘神学の確立につとめたギヨーム・ド・シャンポーのもとに集まった人々,およびそこに形成された学統を総称する用語。フーゴーリカルドゥスらがその代表。…

【無差別説】より

…中世の普遍論争のなかで現れた学説の一つ。ギヨーム・ド・シャンポーは最初極端な実念論をとり,同じ種に属する個物はみな同一だと主張して非難されたため,同一とは〈差別がない〉ことだと答えた。さらにこれを説明して,ソクラテスとプラトンは本質において〈類似している〉ゆえに同じ人間であると論じた。…

※「ギヨーム・ド・シャンポー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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