知恵蔵の解説 クオーク・グルーオン・プラズマ 分かち難く結ばれたクオークを、間に働く強い力の担い手グルーオンとともにばらしたもの。クオーク同士は離れるほど強く引き合う(強い力の漸近的自由性)ので、集まって陽子や中性子などをつくるが、宇宙誕生直後は熱運動でばらばらだったらしい。2000年以来、この状態を再現したらしいとの実験報告が相次ぐ。 (尾関章 朝日新聞記者 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報