クライトン(その他表記)Crichton, James

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クライトン」の意味・わかりやすい解説

クライトン
Crichton, James

[生]1560.8. ダンフリースシャー,エリオックハウス
[没]1582.7. マントバ
スコットランド出身の学者セントアンドルーズ大学を出たのち,1577年パリに遊学し,12ヵ国語に及ぶ知識と体育万能によって名を揚げた。その後イタリア各地をめぐって論争し,学者たちの諸学説を論破。マントバ公に仕えていたとき,彼をねたんだ貴族により斬殺された。その天才のゆえに「あっぱれクライトン」 Admirable Crichtonと呼ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android