クロイツ群(読み)クロイツグン

デジタル大辞泉 「クロイツ群」の意味・読み・例文・類語

クロイツ‐ぐん【クロイツ群】

近日点太陽に極めて近い、類似した軌道をもつ彗星一群。太陽の近くをかすめるように通過するサングレーザーに含まれる。名称は、ドイツの天文学者ハインリヒ=クロイツが、これらの彗星の一群は数百年前に分裂した巨大な彗星の破片であると提唱したことに由来する。この群に属する彗星として、20世紀有数の大彗星となった池谷関彗星が知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android