日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 クロムウェル(Richard Cromwell)くろむうぇるRichard Cromwell(1626―1712) イギリスのピューリタン革命の指導者であったO・クロムウェルの第3子。兄弟が早世したために、1658年、父の死に際して護国卿(きょう)に指命された。しかし父のもつカリスマ的指導力をまったく欠いており、生来性格的にも弱かったので、議会と軍隊との対立を調整できず、1659年職を辞しパリに亡命、その統治はわずか8か月で終わった。帰国(1680)後は静かな余生を送ったといわれる。(書籍版 1986年)[小泉 徹][参照項目] | クロムウェル 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例