グアドループ島(読み)グアドループとう(その他表記)Île de la Guadeloupe

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グアドループ島」の意味・わかりやすい解説

グアドループ島
グアドループとう
Île de la Guadeloupe

西インド諸島東部,小アンティル諸島北部,リーワード諸島南部にある島。面積 1513km2。周辺にあるマリガラント島,デジラード島,サント諸島などの属島を含めてフランス海外県グアドループ(面積 1630km2。人口 40万7000〈2011推計〉)を構成。山がちな西のバステール島,低平な東のグランドテール島からなる双子島で,両島は狭い水路によって分けられる。最高峰はバステール島南部のスフリエール山(1467m)。熱帯気候に属するが,北東貿易風により炎暑がやわらげられる。12月~4月が乾季。バステール島南西岸に県都バステールがあるが,最大の都市はグランドテール島南西岸のポアンタピートルである。1493年クリストファー・コロンブスが来航し,16世紀前半にスペイン人が植民を試みたが,先住民のカリブ族に撃退された。1635年フランス人が上陸,植民地を建設。その後何度か短期間イギリス人に占領されたほかは常にフランス領で,サトウキビ栽培で繁栄。1946年海外県となった。今日でも主作物はサトウキビで,ほかにバナナ栽培が盛ん。製糖工場やラム酒工場があるが,工業は未発達。フランス政府から県民総生産の 2分の1に上る交付金を得ている。近年加工業の創設観光業発展がはかられている。

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