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グラマー・オブ・アセント Grammar of Assent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グラマー・オブ・アセント
Grammar of Assent

イギリスの神学者ジョン・ニューマンの主著。邦訳『承認の原理』。正しくは"An Essay in Aid of a Grammar of Assent" (1870) 。ここでニューマンは信仰の本性について考察し,信仰が本来,蓋然性の域を出ない証拠に基づいているにすぎないにもかかわらず,いかにして確実性をもつのかを理論的に示そうとする。彼によれば認識は提示された意味についての同意であるが,悟性は概念的同意をするにすぎず,そのため単に蓋然性を得るにとどまり,人間をその根底から動かす絶対的確実性にはいたることができない。しかし良心によって道徳的に行為する人間として,われわれは現実的同意を介して,神に現実的に一致しうるのであり,かくて良心による神への接近がわれわれに,単に概念的にではなく現実的に,われわれの知と愛の実践的な目標としての神についての真理に到達すべく鼓舞するのだとした。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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