ケイ(珪)岩(読み)けいがん

百科事典マイペディア 「ケイ(珪)岩」の意味・わかりやすい解説

ケイ(珪)岩【けいがん】

ほとんど石英の粒からなる非常にかたい淡色の岩石石英質砂岩が変成作用を受けて生じた変成岩の場合と,変成作用は受けないが石英粒子がケイ酸分でかたく結合された砂岩,つまり堆積岩の場合の2種ある。チャートと同じ意味で使われたこともある。

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世界大百科事典(旧版)内のケイ(珪)岩の言及

【チャート】より

…チャートにはフリント角岩など種々の同義語があり,また特定の国や地質時代のチャートだけに用いる特殊な名称も多い。日本ではかつてチャートをケイ(珪)岩と呼んだことがあったが,ケイ岩とは石英砂岩(オーソコーツァイト)をさすので,現在では使用しない。チャートは地向斜堆積層の中に広く分布し,海底火山噴出物に伴って産出するものと,泥岩中に数cmから数十cmの厚さで成層して産するものとがある。…

※「ケイ(珪)岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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