ケイ・つきる・むなしい(漢字)

普及版 字通 の解説


17画

[字音] ケイ
[字訓] つきる・むなしい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(けい)。は磬の初文。〔説文〕五下に「中、しきなり」とあり、〔左伝、僖二十六年〕「室、縣磬の如く、野に無し」と磬を空尽の意に用いる。〔詩、小雅〕に「くるは、維(こ)れ罍(らい)の恥なり」とあるのも、磬と同じく、ともにと声義の通ずる用法であろう。

[訓義]
1. つきる、むなしい、器の中がむなしい、うつろ。
2. ことごとく、みな。

[古辞書の訓]
名義抄 ツクル

[語系]
khyengは同声。〔説文〕七下に「なり」と訓し、〔詩、小雅、〕の句を引いて「(つ)くる」に作る。

[熟語]

[下接語]
・虚・窘・空・県・心・貧・輸

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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