ゲオルギ スヴィリドフ(英語表記)Georgii Vasil’evich Sviridov

20世紀西洋人名事典 「ゲオルギ スヴィリドフ」の解説

ゲオルギ スヴィリドフ
Georgii Vasil’evich Sviridov


1915.12.16 -
ソ連の作曲家。
ファテシュ生まれ。
別名Yurii Vasil’evich Sviridov。
レニングラード音楽院ショスタコーヴィチに師事する。’14年に卒業後’55年までレニングラードで、それ以後モスクワで活躍した。ロシアの詩人マヤコフスキーやエセーニンなどのテキストによって声楽、合唱曲特にオラトリオ形式に新風をもたらした。明るく明瞭な旋律はロシア民謡の楽天的な一面を強調し、豊かな叙情性をも伝えている。主な作品として’46年に国家賞を受賞した「ピアノ3重奏」(’45年)、’60年にレーニン賞を受賞した「派手なオラトリオ」(’59年)、プロークの詩による「ペテルブルグの歌」(’62年)などがあり、そのほか歌曲、劇場と映画のための音楽など多数手がけた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android