ゲルラホウスキー山(読み)ゲルラホウスキーサン(英語表記)Gerlachovský

デジタル大辞泉 「ゲルラホウスキー山」の意味・読み・例文・類語

ゲルラホウスキー‐さん【ゲルラホウスキー山】

Gerlachovský štítスロバキア北部の山。カルパチア山脈一部をなすタトラ山脈ビソケータトリ)の最高峰で、標高2663メートル。タトラ国立公園に含まれる。ゲルラホフカ山

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゲルラホウスキー山」の意味・わかりやすい解説

ゲルラホウスキー山
げるらほうすきーさん
Gerlachovský

スロバキア中北部のカルパティア山脈に属する高タトラ山脈中の最高峰で、スロバキアの最高峰。英語名ゲルラホフカまたはゲルラコフカGerlachovka。ポーランドとの国境付近にあり、標高2663メートル。北側の外縁をなすベスキド山脈にやや離れ、バーフ川を挟んで南側の低タトラ山脈最高峰デュンピエル山umbjer(2043メートル)に対峙(たいじ)している。地質は花崗(かこう)岩よりなり、氷食を顕著に受けてカール(圏谷)地形が並び、山地南縁をモレーン氷堆石(ひょうたいせき))が取り巻く。モレーンに抱かれた氷河湖など、小湖沼に富んでいる。

[三井嘉都夫]

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