ゲージ場(読み)ゲージば(その他表記)gauge field

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲージ場」の意味・わかりやすい解説

ゲージ場
ゲージば
gauge field

今日の素粒子的自然像は「物質」と「力の場」を基本素材とする。物質 (クォークとレプトンの 2族) だけからなる体系に対し,同種の物質を混合するようなある種の連続変換 (第2種ゲージ変換) を行ない,運動方程式の形が変わらないことを要請すると,新たに別の場を導入する必要が生じる。これがゲージ場であり,現実の力の場に対応している。物質は力の場の量子を放出・吸収して力の伝達を行なう。強い力,弱い力,電磁力を伝達するゲージ場 (の量子) は,それぞれ「グルーオン」「 W+,W-,Z0ボソン」(→ウィークボソン),「光子」である。自然界がどのような連続変換に対して不変性(対称性)を示し,どのようなゲージ場を必要とするかは素粒子物理学の最先端の課題である。

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