レプトン(読み)れぷとん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レプトン」の意味・わかりやすい解説

レプトン
lepton

3世代 6種類のレプトンがある。第一世代は電子と電子ニュートリノ (e,νe) ,第二世代は負μ粒子とミューニュートリノ (μ-, νμ) ,第三世代は負 τ粒子タウニュートリノ-, ντ) であり,これらの反粒子を含めてレプトンと呼ぶ。レプトンはスピン 1/2のフェルミオンバリオン数は 0である。荷電粒子電磁相互作用をするほかは,弱い相互作用をするだけであるから弱粒子とも呼ばれる。弱い相互作用では eと νe,μ-と νμ,τ-と ντがそれぞれ組になって作用する。それぞれのレプトン数が相互作用の際に保存される。レプトンが関与する相互作用ではパリティが保存されない。

レプトン
Repton, Humphry

[生]1752.4.21. ベリーセントエドマンズ
[没]1818.3.24. ランフォード
イギリスの造園家。事業の失敗から 39歳で趣味を生かした造園界に入る。 L.ブラウン亡きあと,彼の牧歌的造形と当時流行の荒々しい理想自然派の間をいく,中庸的でピクチャレスクな様式を築き,「風景庭園」と称した。景観デザインのなかに建築的要素を取入れ,特に建物周囲にはテラスや階段,花壇などの直線的構成を用いて,庭園の自然風景との有機的結合に妙をみせた。彼の関与した庭園,公園は 200に及ぶ。また水彩画特技を生かして設計前後の状態図を示した顧客用スケッチブックは「レッドブック」と呼ばれ,以降の設計図書の範となった。 1796~1802年は J.ナッシュと協力。『風景庭園のヒントと素描』 Sketches and Hints on Landscape Gardening (1795) ,『風景庭園の理論と実際』 Observations on the Theory and Practice of Landscape Gardening (1803) をはじめ著書も多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レプトン」の意味・わかりやすい解説

レプトン
れぷとん

軽粒子

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