コリブ湖(読み)こりぶこ(英語表記)Lough Corrib

改訂新版 世界大百科事典 「コリブ湖」の意味・わかりやすい解説

コリブ[湖]
Lough Corrib

アイルランド共和国西部,大部分ゴールウェー県に位置するアイルランド島第2(共和国最大)の湖。面積170km2。短いコリブ川が湖から南流し,ゴールウェー市を通ってゴールウェー湾に注ぐ。19世紀中葉,ゴールウェー市との間にエグリントン運河が完成し,水運の便が良くなった。マス釣りやボート遊びなどの行楽地
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コリブ湖」の意味・わかりやすい解説

コリブ湖
こりぶこ
Lough Corrib

アイルランド共和国西部、ゴールウェー低地に位置する大氷食湖。北にマスク湖が隣接し、コリブ川が南端部より流れ出してゴールウェー湾に注ぐ。面積176平方キロメートル、最大深度243メートル。ゴールウェー低地は東コノート低地地域に属し、基層石灰質であるため氷食作用と水の侵食作用を受けやすく、大小の湖沼とともに、ドリーネ、シンクホールなどの凹状地が数多くみられる。サケ・マス類が釣れる。

米田 巌]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コリブ湖」の意味・わかりやすい解説

コリブ湖
コリブこ
Lough Corrib

アイルランド北西部,コンノート地方のゴールウェー,メーヨー両県にまたがる湖。面積 176km2。北西-南東方向に約 40kmにわたって延び,南端からコリブ川が流れ出てゴールウェー湾に流入し,北は一部地下水路を経てマスク湖に連絡する。可航湖で,沿岸地域の産物の輸送水路になっている。サケ・マス漁が盛ん。

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