コルトライク(英語表記)Kortrijk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コルトライク」の意味・わかりやすい解説

コルトライク
Kortrijk

フランス語ではクルトレー Courtrai。ベルギー西部,ウェストフランデレン州の商工業都市。ヘント南西約 40km,ライエ川 (リス川) 沿いに位置する。起源はローマ時代にさかのぼるが,1190年自治都市となり,麻織物工業,商業の中心地として発展,15世紀に最盛期を迎えた。西ヨーロッパ第1の麻糸の生産・輸出地。綿工業も盛んで,化学繊維絨毯,家具用生地,タイル製造も行われる。火災戦禍をたびたび受けたが,なお中世繁栄を偲ばせる歴史的建造物が多く残存する。鉄道でブリュッセル,ヘント,オーステンデ,フランスのリールなどと結ばれる。人口7万 6121 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android