コーラスライン

デジタル大辞泉 「コーラスライン」の意味・読み・例文・類語

コーラス‐ライン(chorus line)

ミュージカル舞台を横切る1本白線。前縁から3メートルの所にあり、主役級以外の出演者はこれより前に出られない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「コーラスライン」の解説

コーラスライン

①1975年初演のミュージカル。原題《A Chorus Line》。脚本:ジェームズ・カークウッド、作曲:マーヴィン・ハムリッシュ、作詞エドワード・クレバン。ミュージカルのオーディションを舞台に、夢を目指す若者たち生き様を描いた作品。ブロードウェイ屈指の人気作として知られ、日本でも劇団四季により上演されている。1976年に第30回トニー賞(ミュージカル作品賞)、ピュリッツァー賞戯曲部門、第1回ローレンス・オリヴィエ賞(新作ミュージカル賞)を受賞。
②1985年製作のアメリカ映画。原題《A Chorus Line》。①の映画化。監督:リチャード・アッテンボロー、出演:マイケル・ダグラスアリソンリード、テレンス・マンほか。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コーラスライン」の意味・わかりやすい解説

コーラスライン
A Chorus Line

アメリカのミュージカル。初演 1975年。制作 J.パップ,原案・振付・演出 M.ベネット,作曲 M.ハムリッシュ。ミュージカルのオーディションを舞台に,そこに集まる若者たちの姿を美しいメロディとリズム感あふれる踊りで描き出す。 76年トニー賞受賞。 83年にはブロードウェーの最長ロングラン記録を塗替え,世界各地で上演され,映画化もされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のコーラスラインの言及

【パップ】より

…一方,パップは67年にグリニチ・ビレッジの図書館を改造してパブリック・シアターを開場し,ときにはみずからも演出者となってアメリカやヨーロッパの新しい作品の上演に努めるようになった。ここで生まれたヒット作には,ミュージカル《ヘア》や《コーラス・ライン》がある。パップの偶像破壊的な仕事は批判の対象になることもあるが,近年のアメリカ演劇に大きな刺激を与えてきたことは認めなければならない。…

※「コーラスライン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android