ゴルディオスの結び目(読み)ゴルディオスノムスビメ

故事成語を知る辞典の解説

だれも解決することができないと思われるような、難題のたとえ。また、思い切った手段を用いないと解決できない、困難な問題のたとえ。

[由来] 「アレクサンドロス大王東征記」に見える逸話から。その昔、現在のトルコにあったフリギアという国の都、ゴルディオンには、この都を築いたゴルディオス王が結んだという複雑な縄の結び目が残されていました。これを解いた者はアジアを支配するという伝説がありましたが、成功する者はなかなか現れません。紀元前四世紀、マケドニアのアレクサンドロス大王も訪れて、結び目を解こうとしますが、なかなかうまくいきません。そこで大王は、剣で一気にこの結び目を断ち切ってしまいました。その後、伝説のとおり、アレクサンドロスは、ヨーロッパとアジアにまたがる大帝国を建設したのでした。

〔異形〕ゴルディアスの結び目/ゴルディオンの結び目。

〔英語〕Gordian Knot.

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

世界大百科事典内のゴルディオスの結び目の言及

【ゴルディオン】より

…この焼失都市の上にペルシア時代の厚い層があり,小村落のヘレニズム時代とガラテヤ時代層がのっている。前333年,アレクサンドロス大王は東征の途中ここで〈ゴルディオスの結び目Gordian knot〉を一刀のもとに両断し,その東方征服は効果的に進められたという。この町の神殿には古い荷車が奉納されており,轅(ながえ)が結び目のわからないように杭に縛られていて,それを解きうる者はアジアの王たるべしとの予言が伝えられていたからである。…

※「ゴルディオスの結び目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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