サドラーズ・ウェルズ劇場(読み)サドラーズ・ウェルズげきじょう(英語表記)Sadler's Wells Theatre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

サドラーズ・ウェルズ劇場
サドラーズ・ウェルズげきじょう
Sadler's Wells Theatre

ロンドン劇場。 1683年,地主の T.サドラーが領地内に鉱泉を発見し,そこに保養地を開いて娯楽場を設けたのが始り。その後ミュージック・ホールが建てられ,1753年専属の劇団をもつ劇場となった。全盛期は俳優 S.フェルプスの経営 (1844~62) の時代で,シェークスピアをはじめ古典を上演。その後再びミュージック・ホールとして使用され,1906年に閉鎖。 31年 L.M.ベーリスによって劇場として再開され,34年以後はサドラーズ・ウェルズ・バレエ団と同オペラ団の本拠となった。第2次世界大戦中爆撃を受けたが,45年6月再開,現在は劇場付属の劇団はないが,さまざまのバレエ団,オペラ団が来演している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android