シチョウ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シチョウ」の意味・わかりやすい解説

シチョウ

囲碁用語。アタリ,アタリと相手の石を追っていき,盤端に追いつめて取る手段。中国では征と書き,日本では四丁 (白黒の石が4つの線に連なっていくところから) が語源欧米では「稲妻」「階段」などと表現したこともある。シチョウを逃げるために対角線打つ手を「シチョウアタリ」,特別な作図で盤中追回す珍しい形を「盤中シチョウ」,またアタリでなく,一手すきのまま追って取る形を「ゆるみシチョウ」などと呼ぶ。初心者をひやかす言葉に「しちょう知らずの碁打ちかな」という句がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android