白黒(読み)シラクラ

デジタル大辞泉の解説

しら‐くら【白黒】

《「しろくろ」の音変化》とやかく言われる理由。
「へん、そりゃあねえ。そこにかけちゃあ―なし」〈滑・浮世床・初〉

しろ‐くろ【白黒】

[名](スル)
白色と黒色。こくびゃく。
映画や写真などで、画面が白と黒の濃淡だけで表されていること。また、その映画や写真。モノクローム。「白黒テレビ」
物事の是非。善悪。正しいか正しくないか。また、罪がないか罪があるか。「白黒をはっきりさせる」
(「目を白黒させる」の形で)驚いたり苦しんだりする時の目のようすをいう。「餅(もち)がのどにつかえて目を白黒させる」

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大辞林 第三版の解説

しらくら【白黒】

しろくろの転
よい事と悪い事がまざっていること。いいかげんなこと。うらおもて。 そこにかけちやあ-なし=正直ナモノダ/滑稽本・浮世床

しろくろ【白黒】

スル
[0] 白と黒。
[0] 写真・映画・テレビなどで、白と黒の濃淡だけで画像が表されているもの。モノクローム。
[1] (「目を白黒させる」の形で)目を白目にしたり黒目にしたりして驚きあるいは苦しむさま。
[1] 物事の是非。善悪・正邪。無罪と有罪。 -を争う -をつける

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

しら‐くら【白黒】

〘名〙 (「しろくろ」の変化した語) あれこれといわれるたね。非難されるべき理由。
浄瑠璃・歌枕棣棠花合戦(1746)三「何んとは左太郎兵衛、しらくらなしの三つぼ、張って見ようじゃ有るまいか」

しろ‐くろ【白黒】

〘名〙
① 白と黒。白色と黒色。こくびゃく。
※浮世草子・好色一代女(1686)三「入江なる白黒(シロクロ)の玉を拾ひて」
② 二つの対応するものを表わすのに用いる語。多く、是と非、善と悪、真と偽などの意に用いる。こくびゃく。
※あさぢが露(13C後)「そのかみは白くろしも見侍らざりき」
③ (━する) 白くしたり黒くしたりすること。驚いた時や、のどがつまって苦しむ時などの目のさまにいう。
稽本・七偏人(1857‐63)初「眼を白黒して亦のめど」
④ 画面が黒と白の濃淡で表わされるもの。色彩のないもの。写真、映画、フィルム、テレビなど。モノクローム。モノクロ。黒白
※香港にて(1958)〈堀田善衛〉「白黒及び天然色用に二つの35ミリカメラ」
⑤ 変態的な見世物の一種で、男女の性交をショー化したもの。
※アメリカひじき(1967)〈野坂昭如〉「シロクロのたいへん上等なのがいるんですが、〈略〉ああいうショウは」

はく‐こく【白黒】

はっ‐こく ハク‥【白黒】

〘名〙
① 白い色と黒い色。白いものと黒いもの。黒白(こくびゃく)
※性霊集‐一(835頃)遊山慕仙詩「営営染白黒、讚毀織災殃」 〔周礼‐天官・籩人〕
② 善と悪。正と邪。黒白(こくびゃく)。〔史記‐蘇秦伝〕

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