シノロ場所(読み)しのろばしよ

日本歴史地名大系 「シノロ場所」の解説

シノロ場所
しのろばしよ

イシカリ十三場所の一つ。現在の札幌市北区を流れる篠路しのろ川流域に設定された場所。元禄郷帳に「しのろ」とみえ、天保郷帳には「イシカリ持場」のうちとして「シノロ」があげられている。元禄国絵図に「しろの」とあるのは「しのろ」の誤り。享保十二年所附に「しのろ」とあり、知行主は南条安右衛門であった。「松前随商録」では上シノロ・下シノロの二筆に分れており、上シノロは高橋平蔵、下シノロは小林保左衛門の商場知行地となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android