シャンリン(杉嶺)山脈(読み)シャンリンさんみゃく(英語表記)Shan ling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャンリン(杉嶺)山脈」の意味・わかりやすい解説

シャンリン(杉嶺)山脈
シャンリンさんみゃく
Shan ling

中国南東部,フーチエン (福建) 省とチヤンシー (江西) 省との省境付近にある北東から南西方向の山脈ウーイーシャン (武夷山) 山脈の北部にあたるが,地勢は最もけわしく,標高 1000~1500mで,最高峰のホワンカン (黄崗) 山 (2158m) もここにある。花崗岩と流紋岩から成る。スギ類の繁茂することが山名の由来で,ターシャンリン (大杉嶺) 山脈とも呼ばれる。用材,竹材のほか茶,シイタケたけのこ,漢方薬材が豊富。特に南麓のウーイーシャン市で栽培されるウーイーイエン (武夷岩) 茶が名高い。石炭砂金水銀,石墨,石膏など鉱物資源も多い。

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